確認
導入後に確認する公開HTML、Cookie、通信、ページ範囲を説明します。
- 対象製品
- CMPガバナンスパック
確認する状態
導入時と設定変更時は、少なくとも次の状態を分けて確認します。
- 保存済みの同意状態がない初回表示
- 選択前
- 必要な区分だけに同意した状態
- すべての対象区分を拒否した状態
- 一度与えた同意を撤回した状態
初回表示を確認するときは、対象サイトのCookieとWeb Storageを初期化するか、新しいブラウザプロファイルを使用してください。
同意撤回の確認では、同じブラウザで「同意する→対象タグの実行を確認する→同意を撤回する」の順に操作します。途中でCookieやWeb Storageを初期化しないでください。
生成HTMLの確認
最初に、ブラウザ上で変更されたDOMだけでなく、CMSが生成した公開HTMLを確認します。
iframe
- 対象の
iframeにsrcが残っていないこと - 読み込み先が
data-srcに保存されていること - YAMLの
defaultsで指定した属性があること - ドメイン一致時だけ
replace.domainとelementが反映されていること - 同じ属性値が意図せず重複していないこと
script
- typeなしscriptに
type="text/plain"が追加されていること - JavaScript MIMEタイプが
type="text/plain"へ変更されていること - 外部scriptの
srcはそのまま残ること - YAMLの属性とドメイン置換が想定どおりであること
type="module"やデータ記述用typeが意図せず使用されていないこと
変換除外範囲
CMPGovernancePackExcludeで囲んだscriptとiframeが変換されていないこと- 公開HTMLにはブロックタグ自体が出力されず、範囲内のHTMLだけが出力されていること
- 範囲外にある同形式のscriptとiframeは変換されていること
- 除外範囲に、計測や広告など同意前に停止すべきタグが含まれていないこと
CookieとWeb Storage
未同意状態で、制御対象サービスのCookieが発行されていないことを確認します。Cookieだけでなく、localStorageとsessionStorageに対象サービスの値が作成されていないかも確認します。
STRIGHT自身、CMS、認証、負荷分散などに必要なCookieを許容する運用では、事前に許容対象を一覧化してください。「ゼロCookie状態」は、何をゼロとするかを明確にした上で判定します。
同意後は、同意した区分のCookieだけが発行されることを確認します。
拒否後と同意撤回後は、以後のタグ実行が止まることに加え、すでに発行されたCookieをどの処理が削除するかをSTRIGHT側の仕様と実装で確認してください。CMPガバナンスパックはCookieを削除しません。
ネットワーク通信
ブラウザの開発者ツールなどで、ページ読み込み直後から同意操作後までの通信を記録します。
- 選択前に、制御対象scriptの配信元へ通信していないこと
- 選択前に、制御対象iframeの配信元へ通信していないこと
- 同意した区分の通信だけが開始すること
- 拒否した区分の通信が開始しないこと
- 同じタグやSTRIGHTスクリプトが二重に読み込まれていないこと
- STRIGHTを遮断した状態で、変換済みタグの通信が開始しないこと
scriptはsrcが残る実装です。type="text/plain"の外部scriptが対象ブラウザで取得されないことを、対応ブラウザごとに実測してください。
scriptとiframeの有効化
同意後に、変換済みタグが次の状態になることを確認します。
- 対象iframeだけが読み込まれる
- 対象scriptだけが実行される
- inline scriptと外部scriptの両方が必要な順序で実行される
- 同意状態を再評価しても同じタグが二重実行されない
- ページ内遷移や動的表示でも同意状態が維持される
有効化処理はCMPガバナンスパック本体には含まれないため、STRIGHT側の連携実装に対する確認です。
ページ範囲の確認
URL一覧だけでなく、生成元とテンプレートの違いで確認対象を分けます。
- CMSの標準テンプレートから生成するページ
- 別のアーカイブテンプレートを使うページ
- コンテンツタイプまたはカスタムオブジェクトから生成するページ
- ランディングページ(LPページ)
- 採用ページ、キャンペーンページ、フォーム
- サブドメインとサブディレクトリ
- CMSで管理していない静的ページ
- 別CMSまたは外部サービスが配信するページ
- 公開サイトからリンクされていない孤立ページ
CMPガバナンスパックはCMSのページ生成時に動作します。CMS外のページと、設定変更後に再構築していないファイルは変換されません。
ゼロCookie状態の確認条件
制御対象Cookieについて同意前に発行しない状態を維持するには、次の条件をすべて確認します。
- Cookieを発行し得るタグと通信先を棚卸ししている
- 対象の
scriptとiframeが実装の認識できる形式で記述されている CMPGovernancePackExcludeの範囲に、同意前に停止すべきタグが含まれていない- 対象ページが現在の設定で再構築されている
- module scriptを別の方法で制御している
img、link、GTM、サーバー側Cookieなど、プラグイン対象外の経路を別途制御している- STRIGHT側の同意区分とYAML属性が一致している
- STRIGHTを読み込めないときに、変換済みタグを有効化する別処理がない
- CMS外のページにも同等の制御がある
CMPガバナンスパックを有効にしたことだけでは、全Cookieがゼロであることを保証しません。
